


還暦を迎えるにあたり、無くしちゃったものの一つが歯なんです。
特に上の歯がほとんど無いんです。形が残っている一本にブリッジをかけていたのですが、根がぐらぐら動きだしたのが、かれこれ2年前のことになります。
「俺の行きつけの歯医者よー、病気になちゃって、午前中しかやってないのよー。なかなか行けないべや。」
そうこうしているうちに、根のあたりが、腫れてきてしまいました。ご飯も、軟らかいものしか受付なくなってしまいました。
やっと歯医者へ行くことができ、これで楽になるなー、と思っていたら、
「腫れてるうちは、抜けないってよ、薬もらってきたわ。」
やっと、腫れがひいてきたら仕事が忙しくなり、結局半年そのままに。
改めて、歯医者に行ったら、
「ぐらぐらしてるけど、何ともねーから抜くなー、って言って抜いてくれないんだわー。」
まー、この状態で、1年以上が過ぎ、とうとう痛みだしたのが3ヶ月程前。
「ほれ、見て見れー。入れ歯に2箇所もヒビが入ってるべ、もう限界だわ。仕事暇になったら抜いてもらうわ。だけどよー、先生、生きてるべか?」
仕事が暇になり、やっと、行ってきたところ、
「今日は、金曜日だよ、抜いてもいいけどよー、俺、土、日は休みだよ!なんかあったら、どうすんだ!ん!ん!って医者のやろー、脅すのよ。」

かわいそうなとーさん、大好きなごぼうの味噌汁、イカ焼、えびの佃煮などなどが食べられず、
我慢してる姿の、いじらしいったら、あーりゃしない

しかし、とうとう、その日はやって来たのです。
「いやー、やっと抜いてもらったでー。長かったなー。2年もかかったぜ。ほれ、見て見れ。」
大きな口を開けて、抜いた歯のあとを見せてくれました。
「なんだ、今日は、真がれの煮つけかー。もっと硬いもの食いたいなー。」
まったく、ゲンキンなんだからねー、
だけど、良かったね、とーさん。
愛里絵さん、心温まるコメント、有難うございました。とーさんと共に感激しました。

小樽市手宮の緑化植物園より。満開の桜と海を眺める。
雨降りの予報がうれしくもはずれ、買い物ついでに手宮緑化植物園に立ち寄りました。
以前は、桜の木をライトアップしていたのですが、老木を切って本数が減ってからは、行っていません。
「おー、咲いてるなー。ほれ、見て見れー、家族連れがいっぱい来てるべー。ほれ、あそこがよ、死んだかーちゃんの写真を撮ってやったところよ、かーちゃん、笑ってたな。」
ぷ、ぷ、ぷ、ぷりっー
こらーっ!良い話のときに、なんじゃー
肛門からあくびをしたとーさん、何事も無かったかのようにしらばっくれております。
まったくおちゃめなんだから!
「おっ、海のほう見て見れ!左のほうに、フェリーが見えるべ、あのあたりの工事をしたことがあるのよ。海のヘドロの中から、銃弾やら、なんやら出てきたのよ。昔、この丘のあたりに、弾薬庫があったのよ。終戦の時に、海にみんな投げたのよ。それが出てきたんだ。びっくりしたどー。」
こんな、のどかできれいな景色の中に、戦争の爪あとが見えるんだなー。
戦争を知らない私にとって、この眺めの中に見えるものは、とーさんとの楽しい日々のありがたさです。
小樽警察署の桜を別の角度で撮影しました。
今年は観測史上初めてが続いております。ほーんとに暖かい日が続いています。
毎年、今頃の気温は、10〜15度で、暖かくなった、と感じています。
ところが、今年は、20度前後が続き、ゴールデンウイーク前だというのに、桜があちこちで咲いています。
本日、北海道の積雪観測ポイントの全てでゼロとなったのは、実に百年ぶりだそうです。
宴会好きの酒飲みにとって、花見は絶好の酒盛りのチャーンス
そこが警察署の前だろと、夜になって冷え込もうと、桜が酒をよんでいる!とばかり、ドンちゃん騒ぎが始まるのです。
夜桜の下で、毛布に包まり、やんや、やんやの大宴会。
お巡りさんだって、人間だ!俺達にも飲ませろ〜〜〜という心の叫びが聞こえてきます
約10年ほど前、怖いもの知らずの、酒好きが語っていた武勇伝です。
小樽警察署の桜が咲きました。
この桜は、小樽で一番早く咲くと言われています。
それは、約40年前のこと、とーさんは、友達の家で飲んで、酔っ払ってしまいました。
かなり酔いが醒めたので、車を運転して帰ることにしたのです。一緒にいたもう一人は、すっかり酔いが醒めていました。
そこで、とーさんと運転を代わったのです。
右折したその時、反対からやってきた、タクシーと、ちょこっとぶつかったのです。
とーさんの車の右側が少し凹み、タクシーは、こすっただけで、車の塗料がついた程度でした。
タクシーの運ちゃんと、どーのこうのと話しているうちに、話がこじれ、警察を呼ぶことになったのです。
そこで、やってきたおまわりさん、
なーんと、友人の工場に、パトカーの整備によく来る人で、
お互いに顔見知りだったのです。
とーさんたちを、やっつけてやろうと、呼んだはずのおまりさんが
「なんだ、この程度なら、事故処理するほどでもないなー、あんた、休業保障なんていらないっしょ。○○工場へもってけば、いい腕前してるよー。」と言い出す始末。
タクシーの運ちゃん、しぶしぶ退散
「いやー、助かったー。お巡りさん、顔見知りだったから俺達の、かたもってくれたのよー。」
人情の町、小樽の情け深い?裁きでした。
これにて一件落着〜〜〜!
今年の小樽は、とても暖かく、次々と花が咲いています。
チューリップに続き、水仙が咲き出しました。
かーさん(死んだ女房)は、花が大好きで、毎年、春一斉にクロッカス、チューリップ、水仙、ヒヤシンスなどが咲き乱れるこの季節を、毎年、楽しみにしていたそうです。
「かーさん、寒がりだったからなー、今年みたいにあったかい春だったら、どんなにか、喜んだべなー。」
春の日差しを受け、水仙を眺める優しそうなとーさん、
す・て・きー、と、いうことにしておこーっと
風力発電機と海岸線を眺め、走ること10分。
やって来ました、ゆうべつの湯!
「家族風呂さ入りたいんだけど、あいてるかい?」
「空いてますよ。どうぞ。お一人様1000円になります。」
え〜!1000円もするの〜、
高いな〜大浴場だったら500円で入れるのに〜、でも、まー、いっかー
早速入ってみました。
塩泉なので、なめると、しょっぱく、あかは、あまり出ませんでしたが、気持ちの良いお風呂でした。
効能をご覧下さい。
「気持ち良かったなー、さっ出るぞ、腹減った。
ビールも飲んでいいべ。」
ほーら、やっぱり!
![]() とーさんは、 トンカツ定食750円と生ビール2杯 |
![]() 私は、 カレーライス500円 |
すっかり、満腹になり、帰りは、私の運転で、小樽に帰ります。
とーさんは、ゆっくり寝ながら帰れると思っていたようですが、私の運転テクニックでは、そうはいきませんでした。
かえって、緊張したようです。
無事家に着いたとーさん、
「やー、生きて帰れたでや、
おい!ビールくれ!
」
まったくもー























































